方言の矯正に悩むアナタへ

生まれ育った土地が地方の場合、方言ではなく、標準語で話すことに苦労することがあるだろう。小さな子供の頃から慣れ親しんだ言葉やイントネーションを変えることは、簡単なことではない。そのため、焦らず少しずつ標準語に近づける努力をすることが大切だ。

ただし、方言には温かみや素朴さを感じる一方で、中には標準語と全く別のことを意味する表現があるため、標準語が主流の地域で生活をする際には問題となることがある点は意識しておいてほしい。例えば、西日本のある地域では、物を「仕舞う」や「片づける」という表現を「なおす」ということがある。「これをなおしておいて」と言われると、その地域の人であれば「これを片づけておいて」と受け取るが、標準語を使う人は「これを修理しておいて」と受け取ってしまう可能性がある。また、沖縄地方の方言に「しましょうね」という表現がある。これは標準語では「(一緒に)~しましょう」という意味で使われているが、沖縄地方では「~しますね」という意味合いを持つ。そのため職場等で「休憩行きましょうね」と言った場合、方言を使う人は「休憩に行きますね」と解釈し、標準語を使う人は「一緒に休憩に行きましょう」と思ってしまうため、かなり違う捉え方をしてしまうのだ。

こういった方言がもとで起こる問題を解消するためには、自分の環境に合わせて言葉を使い分けるしかないだろう。方言が当たり前の地域で暮らす分には慣れ親しんだ話し言葉を改める必要はないかもしれないが、全国どこへ行っても意思疎通を正しく行うためには、標準語をマスターする以外にない。そしてそのためには、標準語を話す友人との積極的に会話したり、ニュースやラジオの視聴などを習慣づけて、マネすることだ。そうすれば、自然と方言と標準語の使い分けも身につくだろう。